【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】仲間外れ

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窓一つない薄暗い密室に、
十人の男が、鎖を繋がれ背の順に並んでいた。 

 

俺はこの中で一番背が高いらしい。 

 

列は、前向き、後ろ向きと交互に並んでいる。 

 

なので二番目と三番目は向かい合い、
三番目と四番目は背中合わせに並ぶことになる。 

 

この中に仲間外れが一人いるという。 

 

仲間外れを見つけ当てれば、
その仲間外れは処刑され、
残りの9人は助かるそうだ。 

 

壁にはヒントと思われる文字が書かれていた。 

 


*その者の前には誰もいない。 
 振り返っても一人しかいない。* 

 


どういうことだ? 

 

俺は助かるために必死に考えた。 

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奇数が前向き、

偶数が後ろ向き。

 

そのため一番後ろ(十番目)にいる語り手は

後ろ向きに立っている。

 

なので、主人公の前には誰もいない。

 

さらに、後ろは段々と小さくなっているため

9人目に隠れて他の人が見えない。

 

そのため、

振り返っても一人しかいないように見える。

 

語り手が何の仲間はずれだったのかはわからないが、

語り手自身が仲間はずれだったため、

語り手はどうあがいても殺されてしまう。