【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】底なし沼

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俺が小学校の低学年だった頃の話。

 

家の近くに恐ろしくて
誰も寄り付かない底なし沼があった。

 

入れないように有刺鉄線が張ってあったが、
隙間が開いてたから友達と鉄線をくぐって遊んでいた。

 

ある時俺と友達が底なし沼に落ちてしまった。

 

俺は早期に冷静な対処したからなんとか出れたけど
友達は既に膝を超えて沈んでいて身動きが取れなかった。

 

自分は何か恐怖を感じて家まで走って帰った。

 

その後に友達が行方不明になったっていう事で
大人たちが大騒ぎになったのを覚えていている。

 

大人になった今考えると
なぜあの時底なし沼に沈んでいったって事を
誰も考えつかなかったのだろう。

 

今は区画整理もされ
その沼の場所がどこだったかもはっきりしないけど
埋め立てや造成の時に見つかったって話も聞かない。

 

そのまま埋まったままなのだろうか。

 

たまにこの記憶がパッと頭に浮かび心臓がバクバクなる。

 

今から30年ほど前のことなのに。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

語り手はなぜ友達が底なし沼に落ちたことを

伝えなかったのだろうか?

 

というのが、

この話の意味怖の部分。

 

ただ、子供の頃であれば、

恐怖を感じて人に話さないのは

よくある気がする。

 

「大人は何でも知っているから、

きっと話さなくても

底なし沼に埋まった友達のことはわかるだろう」

なんて考えていたかもしれない。

 

その結果、

友達は発見されることなく、

今もまだ埋まったままである…。