「俺、最近さ
ストーカーに付きまとわれてるだよね…
ほら、あそこ…」
「ほんとだ!気持ち悪ーい!」
私の大切な人は女に付きまとわれてる…
ほら、また…
あの人のためだったら私は何でもするわ…
あの女を殺さなきゃ…
「ほら、またいるぜ!
マジ気持ち悪い!死ねばいいのに…」
「ほんとだ…」
殺さなきゃ…殺さなきゃ…殺さなきゃ…
あの人のためだったら何でも…
きっと喜んでくれるね…
「ストーカーもいなくなったし♪
ベタベタしてくるやつもいなくなったんだけど♪
なんでかはわかんねー!」
【解説】
『あの女を殺さなきゃ…』
と言っていたのはストーカーをしていた人。
男が話していた人は
彼女でもないのにベタベタしてくる
邪魔な女。
おそらく違うところで
邪魔だと言っていたのだろう。
それを聞いたストーカーは
ベタベタしてくる女を殺すことにした。
しかし、
自分に向かってし
「死ねばいい」
と言っているのも聞いたため、
ベタベタしてくる女を殺し、
ストーカーも自殺することにした。
女もストーカーも死んだため、
語り手は二人がいなくなって喜んでいる。
ストーカーも怖いけど、
勝手にベタベタしてくる子も怖いよね。