「双子っていいよね~
瓜二つっていうの?あ、一卵性の話ね。
本当に羨ましい。
心も体も1つになっちゃえば面白いのに。」
(仮面ライ○ーWかよ…)
そんな独り言を言いながら、
双子の良さを考える私。
実際私も双子だ。
二卵性の…
クラスや近所になん組もの双子がいるからその影響なのかもしれない。
ある日、
男の子向けのオモチャで近所のガキんちょたちと遊んでいた。
なんか、色んなパーツを組み換えて調整して遊ぶコマらしい。
それからしばらくの後私の周りで事件が起きるようになった。
双子ばかりが狙われている。
もしかしたら私たちも?
その心配はなかった…
だけど、もう一人の方が殺されちゃった。
そして、私は捕まった。
「私じゃないのに…」
【解説】
『心も体も1つになっちゃえば面白いのに』
と語り手が言っているように
語り手が双子を殺して1つにした。
ただ、語り手自身がというよりも
もう一つの人格である語り手が行った。
だから、
『私じゃないのに』
と言っている。
自分の知らないうちにもう一つの人格ができていて、
その人格が何か罪を犯したらと考えると恐ろしい…。