【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】メガネ

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俺はある大学の
「心霊スポット研究会」というサークルに所属している。

 

メンバーは俺、A子、B男、C男の4人だ。

 

月に一度か二度心霊スポットを見つけては徘徊して楽しんでいる。

 

ある日A子がパソコンを見ながら

「今度はここにいってみない?」

と言った。

 

パソコンの画面を見ると、
そこには「絶対に出る!」とか
「生きては出られない!!」とかいろいろな煽りが書いてある。

 

ぱっとみ「廃墟」て感じの屋敷だった。

 

嘘臭い感じがバリバリでていたが、
俺もB男もC男もそこにいくことには反対じゃなかった。

 

なので、
4人で適当に時間をあわせて
その廃墟に行くことにした。

 

当日、廃墟の前に集合して
取り敢えず中に入ろうということになったので、
4人全員で中にはいった。

 

夜中で暗いため、
俺が懐中電灯を持ち、
近い部屋から順番に回っていった。

 

そして、特に何が起こったりもせずに外に出てきた。

 

「なんだよ~、結局なんもでないじゃねぇか!!」

 

俺たちは口々にそんなことをいっていた。

 

するとC男が

「メガネーッ!!」

と叫んだ。

 

あまりに唐突なその声に俺もA子もB男も反応できずにいた。

 

「メガネーメガネーメガネー!!」

 

C男は叫び続けている。

 

「メガネ落としたのか?
メガネくらいでそんなに騒ぐなよ」

 

俺はそういったが、それでもC男は

「メガネーメガネー」

と言うのをやめない。

 

不信に思った俺は、
C男に懐中電灯を向けた。

 

懐中電灯を向ける直前に俺の頭にふとあることがよぎった。

 

「C男ってメガネかけてたっけ?」

 

そして懐中電灯に照らし出されたC男の姿をみて俺は思った。

 

「あぁ、それでメガネか…」

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

C男はメガネのことを言っているわけではなく、

「目が無い」事を言っていた。

 

それを冷静に思う語り手が一番怖い。