近年若者が荒れてきているということで、
政府はこの問題に手を討つべく、
「言うことを聞かない生徒は言うことを聞くようにする。
そのためには何をしても良い」
といった法律を無理矢理作った。
その結果、時間はかかったものの
10年後にはどの学校の生徒も言うことを聞くようになった。
俗に先生の言う「優秀な生徒」だけになったわけだ。
彼らは言われれば何でもきちんとこなす。
しかし、そのさらに70年後国は滅んだ。
【解説】
残った『優秀な生徒』達は
言われたことは忠実に従うものの、
逆に命令されなければ何もできなくなってしまった。
そのため、何もできない国民だけになってしまい、
国は滅んでしまった。
ここまで極端でなくても
優秀な人材だけ集めた所で
働きアリの法則で
結果的に怠ける人は出てくるもの。
この話とは別ではあるものの
「本当に優秀な人」だけを生かそうとしたら
国は滅んでしまうのではないだろうか。
それが気になるところである。