近年若者が荒れてきているということで、
政府はこの問題に手を討つべく、
「言うことを聞かない生徒は言うことを聞くようにする。
そのためには何をしても良い」
といった法律を無理矢理作った。
その結果、
時間はかかったものの
10年後にはどの学校の生徒も言うことを聞くようになった。
俗に先生の言う「優秀な生徒」だけになったわけだ。
彼らは言われれば何でもきちんとこなす。
しかし、そのさらに70年後日本は滅んだ。
【解説】
『言うことを聞かない生徒は言うことを聞くようにする。
そのためには何をしても良い』
という法律が出来たので、
言うことを聞かない生徒を体罰だけでなく、
殺していく先生も出てきただろう。
それを恐れた生徒は先生に従うようになり、
『俗に先生の言う「優秀な生徒」だけになったわけだ』
と、いわゆる命令に忠実な生徒たちだけが残った。
そのため、その生徒たちは
自分たちで考えて行動することをやめてしまった。
すると、月日が経ち、
命令者がいなくなると
彼らは何もできなくなり、
日本は滅んでしまった。
先生たちの言うことなんて
人によってまちまちだろうから、
とある先生の言うことを聞いていたら、
とある先生の反感を買ってしまった、
なんてことが起こりそう。
そうなると、
命がいくつあっても足りないんじゃ…