【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】赤ずきん

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「赤ずきん、赤ずきん!」

 

『なあに、お母さん?』

 

「パンと葡萄酒を持っておばあちゃんの所にいってくれない?」

 

『でもお母さん、おばあちゃんは…分かったわお母さん』

 

「あっ、これを被って」

 

『まあお母さん。また頭巾を作ってくれたのね。ありがとう。
でも今日は赤じゃないのね』

 

「今から染めるのよ」

 

『ああね』

 


ゴツン。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頭巾は赤ずきんの血で赤く染められた。

 

 

そもそも、

『でもお母さん、おばあちゃんは…』

とためらっていることから、

すでにおばあちゃんは死んでいると思われる。

 

つまり、頭巾を赤ずきんで赤く染めたということは

「死んでおばあちゃんのところに行け」

ということ。

 

ちなみに『ああね』は

『あぁ、なるほどね』

『あぁ、そういうことね』

という納得の意味合いで使う言葉。

 

つまり、赤ずきんはこの後殴られることに納得しているようだ。

 

そのように納得する赤ずきんもまた怖い…。