【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】しんそう

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うさおがしんだ。

 

先生はないしょにしてるけど、
わるいやつにころされたんだってみんないってる。

 

うわさではあやしい男が
学校のまわりでウロウロしてるらしい。

 

その男のしわざなんじゃないかってうわさ。

 

まいにちそのはなしばかり。

 

ぼくはしんそうをたしかめるために
そいつをまちぶせすることにした。

 

ほうかご、ぼく一人きり。

 

いた。

 

きっとあいつだ。

 

ぼくに気づいてちかづいてくる。

 

「君、一人?」

 

「最近不審者が出るらしいから…」

 

言いおわるまえにカッターでつきさした。

 

「ぼくよりめだってんじゃねーよ」

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

語り手がうさおを殺して目立とうとしたのに、

そこに間が悪く不審者の話が入ってきた。

 

そのため、語り手がうさおを殺したのに

あたかも不審者によって行われたことだと誤解され、

語り手は不満が募った。

 

その結果、不審者に苛立ち、カッターで突き刺した。

 

 

『ほうかご、ぼく一人きり』

のほうかごは放課後だと思ったけど、

ここまで壊れている語り手であれば、

「放火後」でもおかしくないなぁ…。