俺に突然幸運がまいこんだのは1年ほど前のことだった
たまたま知り合った老人が死んだときに
俺に遺産を1億円くれたのだ
その老人は家族も親戚もいなくて、
何十億という財産はすべて友人知人に譲ったらしい
仕事に飽き飽きしていた俺は会社を辞めて、
車や家を買ったり世界一周旅行に行ったりして
遊び回る日々を過ごした
でも気がつくともらった金の9割くらいは使ってしまい、
預金の残高は1000万ほどになっていた
そろそろ新しい仕事を探そうかな
【解説】
『俺に突然幸運がまいこんだのは1年ほど前のことだった』
『預金の残高は1000万ほどになっていた』
となると、おそらく税金を払っていない。
税金については詳しくないが、
調べてみた限りだと、
大体2800万はかかるような…?
(他人だから税率も20%上がるはず)
計算が間違っているかもしれないけれども、
とりあえず残金1000万では納税できないと思われる。
税金を滞納したまま放置してしまうと
財産が差し押さえられてしまう。
仮に先ほどの計算が合っていたとしたら、
残り1800万を作らなければいけない。
しかも、延滞税まで加算されてしまう。
これから仕事を探すにしても、
1800万+延滞税を返せる職種なんてまずないだろう。
色んな仕事を掛け持ちすることになるかもしれない。
それでも返せるかどうか…。
税金の滞納は本当に怖いので、
税金の支払いを第一に考えるべきである。
それにしても1億円手に入ったからといって
会社を辞めて車や家を買ったり、
世界一周旅行をしている語り手がすごい。
1億円では質素に暮らしても
足りない金額だと思うのだが…
この結果、
税金に苦しめられることになるのだが。
相続税について考える機会はあまりないけれど、
きちんと把握しておきたいところ。
適当に遺産相続したら
実はその遺産が借金だとしたら…
借金とわかっていたら相続放棄をすればいいけれど、
適当に遺産相続してしまったら大変なことになってしまう。
恐ろしいものです…。