「ペットのスズメがどっかに飛んでっちゃったんだよ。
一緒に探してくれよ。」
「お前なぁ。そうやって双眼鏡で探してて見つかるのか?」
「普通のよりちょっとデカいから目立つはずなんだよ。
お前もそこにある双眼鏡で探してくれよ。」
「もう、しょうがないなぁ…。え~と…、いたっ!」
「あっ、本当だ。こんな近くにいた!」
【解説】
『もう、しょうがないなぁ…。え~と…、いたっ!』
は「居たっ!」ということではなく、
「痛っ!」ということ。
友人が覗いた双眼鏡にスズメバチがいて目玉を刺した。
スズメバチは黒いものを攻撃する。
つまり、スズメバチは黒目を刺した。
スズメバチをわざとスズメと呼び、
双眼鏡を覗かせ友人の黒目を刺させた。
目玉を刺されても驚いていないため、
計画通りであった。
スズメバチに目玉を刺されたことを想像するだけで
背筋が凍ってしまいそうだ・・・
「痛い」で済むのだろうか・・・