【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】暗い校舎

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先日の話。

 

高校でセンター模試を理系で受けると最後まで残ることになるため、
帰る頃には外が真っ暗。

 

当然校舎内は外より一層暗い。

 

にも関わらず、気の利かない先生は廊下の電気を点けておいてくれていなかった。

 

だからみんな手探りしながら昇降口まで辿り着く。

 

廊下はほんと真っ暗で、段差を摺り足で確かめながら歩くレベル。

 

唯一明かりを点けてくれてる昇降口に着いたとき、
一緒に教室出て来たはずの友人がいないことに気付いた。

 

名前を呼んでると、少し遅れて友人が現れた。

 

聞いてみると廊下にある姿見で髪を整えてたらしい。

 

正直ビビってたもんだから、ちょっと苛ついた。

 

全く呑気に髪なんか気にしてんじゃねーや。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『廊下はほんと真っ暗で、段差を摺り足で確かめながら歩くレベル』

にもかかわらず、

『廊下にある姿見で髪を整えて』

という友人の主張。

 

そこまで暗いのにどうやって姿見で髪を整えていたのか?

 

携帯電話などの明かりをつけたのであれば、

語り手もそれに気づくだろうし、

「携帯電話で照らせばいいじゃん!」

ということにも気付くはずなので

明かりをつけずに姿見を見たことになる。

 

果たしてこの友人は何者なのだろうか?

 

 

どうやって髪を整えたのかは抜きにして

なぜ髪を整えたのかを考えた場合、

「語り手には整った姿でいたい」

という気持ちからだとしたら少しほっこりする。

 

友人が同性か異性かは別として。