【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】電話ボックス

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冥界につながる電話ボックスがある。

 

山奥の斜面に近い国道の道路で、

 

車が方向転換するときに必要な余分な土地がある。

 

そこに電話ボックスがあるのだが、

 

何故こんなところに立てたのかが一層不気味さを漂わせる。

 

俺は、仲間数人とその電話ボックスに付いた。

 

噂では、自分の死んだ会いたい人を心の中で念じながら、

 

10円を入れ、4、3(黄泉)とかけると

 

冥界とつながり、その人と話せるらしいのだ。

 

仲間内でじゃんけんで負けた俺は、

 

早速ボックスの中に入った。

 

外で仲間がにやにやしている。

 

俺は死んだおじいちゃんを頭に浮かべながら、

 

10円を入れ、4,3とボタンを押し、受話器を耳にやった。

 

「・・・・・・・・・・・・・」

 

数分たってもなにもかからない。

 

内心、ほっとしながら、ボックスから出ようとしたら、

 

にやにやしていた仲間の姿が見当たらない。

 

「ち、あいつら、俺を驚かそうとしてるんだな」

 

と思いながら出た。

 

ん、なんか不思議な感覚を覚えた。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『冥界とつながり、その人と話せるらしいのだ』

とあるが、

これは電話ボックス内の電話で話せるわけではなく、

電話ボックス内の人間を冥界へと転送し、

冥界の人と話すことができるものだったのだろう。

 

そのため、語り手は電話ボックスから出ると

『なんか不思議な感覚を覚えた』と言っている。

 

果たして、冥界にはどんな者がいるのだろうか…