【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】下水道

スポンサーリンク

俺は刑事だ。

 

今殺人鬼を追っている。

 

殺人の手口は無味無臭の毒ガスで
多くの人を殺しやがった。

 

今まで足取りが全く掴めなかったが
今回やっと居どころが掴めた。

 

絶対に捕まえてやる。

 

俺は数人の仲間と
マンホールの前に立っていた。

 

やつはこの下水道を使って逃げてやがったのだ。

 

俺らはガスマスクを装着し
硫化水素の濃度を測る装置を持って下へおりる。

 

仲間の一人がおりた所で硫化水素の濃度を測ったところ
10ppm以下で安全の範囲だ。

 

それを確認し奥へ進む。

 

奴は毒ガスに詳しい。

 

どんなものを使ってくるか分からない

 

気をつけなくては。

 

そうして少し進んだ瞬間
意識が遠退き身体が動かなくなった。

 

しまった!やられた!しかしなぜだ!

 

最後に見えたのはあいつが立っている姿だった。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下水道内は硫化水素はなかったけれども、

酸素もなかった。

 

酸欠はいくらガスマスクを付けても解消されないため、

意識が遠のいてしまった。

 

下水道は換気もできないため、

酸素濃度も少なく

奥に進んだために更に酸素濃度が減少し、

酸欠となってしまった。

 

犯人が酸素濃度を意図的に少なくした可能性もあるが。

 

 

下水道の中に入ったことはないし、

今後も入ることはないだろうけど、

仮に入ることになったら酸欠には気をつけたいところ…