【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】足音

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ビルの五階にあるオフィスで残業をしていたN氏は、

 

ある日眠かったため目を閉じたまま廊下突き当りの手洗いへと向かった。

 

手洗い場と廊下は床の材質が異なるため足音が変わるはずだが、

 

いつまでたっても足音は変わらない。

 

不審に思い目を開けた瞬間彼の足は宙を切り、

 

彼の体は五階の高さの空から真っ逆さまに墜落した。

 

幸い命に別状は無かったが、

 

もし目を閉じたまま歩き続けていたら彼はどこにたどり着いたのだろうか?

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ある日眠かったため目を閉じたまま廊下突き当りの手洗いへと向かった』

眠すぎるため、作業以外の時間は休憩だと思って

できる限り目を閉じたくなる気持ちはよくわかります。

 

目を閉じて手洗いに行こうとしたのは

さすがにすごいと思うけど。

 

 

ただ、ここで疑問なのは、

「どうやって外に出たか?」

ということ。

 

『手洗い場と廊下は床の材質が異なるため足音が変わるはずだが』

とあるため、おそらく直進していけば

そのまま手洗いにたどり着くのだろう。

 

しかし、実際は外に出ていた。

 

しかも、足音が変わっていないため、

トイレの中を突っ切ったわけでもない。

 

どこを歩いてどうやって外に出たのだろうか?

 

フラフラになりながら歩いて、

横の壁をすり抜けて外に出てしまったのが

一番しっくり来るか…

 

 

トンネル効果ですり抜けたと考えると

少しわくわくしてしまう。

 

また、水をかけても思い込みで火傷することもあるようだから、

もしかしたら思い込みさえあれば

物理の法則なんて無視して

空中を歩くこともできるのでは?

なんてことも考えてしまう今回のお話。

 

 

『もし目を閉じたまま歩き続けていたら彼はどこにたどり着いたのだろうか?』

と言っているが、目を閉じて歩いていたら、

どこまでも歩き続けていただけかもしれない。

 

不思議な話ではあるけれど、

目を閉じたまま歩くのを見てしまった人が仮にいたとしたら、

一番恐怖を感じてしまったのは

その見てしまった人だろう、なんて思ってしまう。

 

さらに目を閉じたまま歩くだけでなく、

壁をすり抜けたり、

空中を歩いたりする場面まで見てしまったら…

 

「もう二度と残業なんてしない!」

と思うことだろう。