ある男が倉を持っておりその中の物をある「鑑定番組」に見せたら
総額五億円にもなるお宝ばかりだった。
その後、ある「美術評論家」と名乗る男がやってきて
男も気をよくして倉に入れた。
ところがこの男強盗だった、
乱闘の末男は「絞殺」されてしまったが・・・。
しばらくして、倉の中で男の死体とともに
餓死しかけている強盗が発見された。
男は一人暮らしだったため、発見が遅れたのだ。
強盗は
「ナ・・ナイフがあれば」
といって事切れた。
男はとっさに内側から倉の鍵をかけたらしく、
それで強盗は出られなかったらしいのだが
それならば何故、鍵を奪わなかったのか?
警察全員が疑問に思っていたが検死の結果で理由がわかった。
【解説】
倉を持つ男は内鍵をかけた後、
倉の鍵を飲み込んだため。
検死によって体内から鍵が見つかった
強盗は「絞殺」してしまったために、
鍵を得ることができず、倉から出ることができなかった。
殺さなければ、自然に体外に排出されていたはずである。
また、ナイフがあれば、
そのナイフによって体内から
鍵を取り出せたということだろう。
…狂気殺人のような現場になってしまうため、
想像したくない光景である。