【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】葉書

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交通事故で少年を轢き殺した男が、


母親に慰謝料を払いたいと申し出ると、断わられてしまった。

 

「代わりに毎月13日には、やった事を忘れないよう自分宛に葉書を送ってほしい」と、

 

宛名の書かれた、たくさんの葉書の束を彼女は男に渡した。

 

何年も男はその約束を守ったが、

 

いつまでもこんなやり取りはお互いのためにならないと思い、

 

葉書を燃やした。

 

すると、あぶり出しで文字が浮かんできた。

 

『ひとごろし』

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

たくさんの葉書にあぶり出しで

『ひとごろし』と書いているとは、

相当な恨みを持っていたのでしょうね。

 

たくさんの葉書を渡した理由は、

燃やしてその文字を見せるため?

 

さすがにたくさんの葉書があると、

ゴミとしては捨てづらいから、

燃やして処分すると予測していたのだろうか。

 

葉書が届かなくなったら、

恨みが爆発してこの母親は

『少年を轢き殺した男』に

手をかけるかもしれない。

 

あくまで憶測ではあるのだが…。

 

それにしても、この男はなぜ

 

『何年も男はその約束を守ったが、
いつまでもこんなやり取りはお互いのためにならないと思い、
葉書を燃やした。』

 

と思い、行動したのだろうか?

 

お互いのため、ということは、

母親に少年のことをあまり思い出してほしくなく、

新しい人生を楽しんでほしいと思ったから??

 

それはそれで『男』の都合の良い解釈となってしまう。

 

お互いのためというよりも自分のため。

 

少年を轢き殺したにも関わらず、

そこまで重く考えていなかったのだろうか…。