タクヤー、ご飯の時間よ~!…嫌だ、タクヤちゃん、足が泥だらけじゃないの!
…まあ!タロウ!!首輪を外して勝手に外へ出たのね!?
さてはタクヤちゃんに無理矢理散歩をねだったんでしょう!
ホントにお前はいつもタクヤちゃんを困らせてばかりで何て悪い子なの。
罰として餌は抜きよ、首輪ももっときつくしてやるわ!
全く…手間はかかるし言う事は聞かないし、だから私は反対したのに…!
ウチにはタクヤちゃんがいるんだからタロウなんていらなかったのよ。
ちょっとアナタ!アナタもちゃんとタロウをしつけてちょうだい。
さあ、タクヤちゃん、あんよをキレイキレイしましょうね~。
お夕飯は大好物の最高級お肉よ。
あらあら、そんなに嬉しいの?
週末はタクヤちゃんのパパとママが遊びに来るわよ~。
1年振りの再会ね、この子覚えてるかしら。楽しみだわ!
【解説】
『週末はタクヤちゃんのパパとママが遊びに来るわよ~。
1年振りの再会ね、この子覚えてるかしら。楽しみだわ!』
この言葉からタクヤはペット。
タロウがタクヤに散歩をねだったと言っているが、
タロウがタクヤを散歩に連れて行ったということだろう。
つまり、タロウが息子。
『ウチにはタクヤちゃんがいるんだからタロウなんていらなかったのよ。』
タロウが散歩に連れていける年であり、
ペット(おそらく犬)パパとママがまだいることから、
ペット自体もそこまで年を取っていないだろう。
タロウの前からタクヤがいたことから
タロウはおそらく養子である。
養子をもらったにも関わらずこの扱い…。
養子を物としか見ていないのだろうか…。
養子をもらったのであれば、
きちんと実の子供のように
愛情を持って育ててほしいものである。