ネトゲで知り合った、東京に住んでるネットフレンドがバイトを始めたらしい。
なんでも、指定の場所に行って穴を掘る、ただそれだけのバイトだ。
指定される場所は人里離れた林や山の中で、結構な深さを掘らないと駄目だったらしいが、
1箇所掘るだけで、3万円から5万円程度になるらしく、とても助かっている、と言っていた。
数週間後、やはり彼はインしなくなった。
【解説】
『人里離れた林や山の中』
『結構な深さを掘らないと駄目』
これらから死体を埋めるための穴を掘るバイトだったと言えるだろう。
『数週間後、やはり彼はインしなくなった。』
ということから、彼もまたその穴に埋められてしまった。
3万から5万と高く見せておいて、
最終的には払う気もなく、埋めてしまった…
というよりも、穴を掘った理由がバレてしまったらまずいので、
ネットフレンドを殺して埋めた、という方が適切かな。
普通であれば、
「このバイトは怪しいからやめよう」
と自分自身で思ったり、
「そのバイトは怪しいからやめておいた方がいいよ」
と友達に言われて気づくものだろう。
『数週間後、やはり彼はインしなくなった。』
やはりという言葉があることから、
語り手は予想していたものの、
ネットフレンドには言ってあげなかったということだろう。
話を聞かない人だったのかもしれないし、
どういう結果になるか見てみたかったのかもしれない。
ネットフレンドとは言葉だけで
自分さえ良ければ良いという考え方なのかもしれない…。
仮に語り手から怪しい、危ないと言われていたのであれば、
ネットフレンドは
「自分に変なことが起こるわけがない」
と思っていたのかもしれない…。
正直この考え方が一番危ない気がする。
周りで起こっていることは
当然自分にも降りかかる恐れがある。
「自分に変なことが起こるわけがない」
と、日々過ごしていたら…
ネット上で個人情報が盗まれることもよくあること。
自分は大丈夫、とセキュリティを怠っていると、
正直痛い目に合ってしまいますよ?
(私はウイルス対策ソフトさえ入っていればいいと
最初は思っていましたが、それだけでは抜き取られてしまうことを経験して、
今はセキュリティには気を使っています)
と、話がずれてしまいましたが、
皆様お気をつけください…。