妹「お兄ちゃんクリスマスどうする?」
俺「んー、別に何も。寝るかな」
妹「ふーん・・」
俺「どうした?何かあったか?」
俺「ううん、ちょっとね」
俺「何だよ水くさいな、言ってみろよ」
俺「う、うんとさ・・・」
俺「おう」
俺「お兄ちゃん、この間一緒に歩いてた人、彼女?」
俺「・・・は?」
俺「一緒にクリスマス過ごさないの?」
俺「ああ・・・あいつか。なわけないだろ、ただのクラスメートだよ」
俺「ほんと?」
俺「嘘言ってどうすんだよ」
俺「そっか、それならいいんだ!えへへ」
俺「おかしな奴だな」
俺「ふふ♪お兄ちゃんに彼女なんてできるわけないよね、よく考えたら。」
俺「こらこら、失礼だぞ」
【解説】
妹「ふーん・・」
という妹の発言以降、
妹の発言はなく、全て『俺』が会話している。
妹はおそらく「ふーん・・」という言葉を最後に
その場からいなくなったのだろう。
しかし、その後も『俺』が『妹のように』会話を始める。
つまり、『俺』の一人妄想が始まっている。
妹は『俺』のことが大好きという設定であろう。
実際に妹が『俺』のことをどう思っているかは知らないが、
妄想をし始める『俺』のことを知っていたら幻滅するだろう。
『妹』の設定がデレ要素が強すぎて、
これが『俺』の妄想となると非常に可愛そうに思えてしまうと同時に、
妹に女性としての好意があるのではないか?と
正直怖くなってしまう。
果たして妹との関係はこの後どうなってしまうのだろうか・・・。