東南アジアの田舎にいった日本人の客が
地元の子供達が、大声で叫びながらお化けの真似をして遊んでいるのを見た
その叫び声が気になった客が宿の主人に聞いてみると
「ああ、この近くの森の奥では、ああ叫ぶお化けが出るんですよ」とのこと
もちろん皆日本語などまったく分からない
タオルやぼろ布を被り、子供達は「グンソウドノー!!」と叫んでいた
【解説】
子供達が叫んでいた言葉は
『軍曹殿ー』
つまり旧日本軍のお化けが出る。
しかし、それが見慣れない格好と言う理由でお化けと位置づけていたものの、
実は終戦を知らずにいた惨敗兵が存在していただけだとしたら、
もしかしたらこの東南アジアの田舎で暮らすのは危ないかもしれない。
とはいえ、日本から東南アジアに旅行や取材で行けているため、
(『日本人の客』という言葉から)
すでに終戦からかなりの月日が経っているはず。
さすがに惨敗兵が存在することはないだろうが、
存在していたとしたら何をしでかすかわからず
非常に怖いと感じてしまう。