私はごくごく普通の高校生。
私はおっとりとした性格で、
運動はニガテだけど、
勉強ならかなり自信がある。
そんな私を親も静かな子だと思っているらしい。
でも、本当は違うの…
実は私、激しめなロックとかが好きなの…
学校でもそんな話をできる子がいないから、
封印してるんだけど…
そんなことは置いといて、
今日は親が出掛けてて、
夜まで帰って来ないらしい…
これで存分にロックミュージックを堪能できるわ。
ってことで今日はこの宿題を終わらせて…
あれ?寝ちゃったみたい…
時計は6時を指していた。
親が帰ってくるのは9時頃だ…
確か宿題を始めたのは2時からだから…
結構寝たわね…
それより早くしないとかえって来ちゃう。
そう思い、イヤホンを耳にさし、
大音量かつ、熱唱しながら
階段を浮かれ気分で降りていった…
しかし、このあと彼女は
無言で再び部屋に帰ることとなる…
【解説】
語り手は勉強中に寝てしまい、
目覚めたのは翌日の朝6時だった。
語り手はそれに気づかず、
親はいないと思って熱唱しながら
階段を降りてリビングに行ったら・・・
何があったのかはわからないが、
きっとそこには固まっていた親がいたのだろう。
静かな子だと思っていたのに、
ロックを熱唱しながら降りてきた語り手にびっくりして・・・
果たしてこの後どうなってしまうのか?
家族が普通に受け入れてくれればいいのだが、はたして?