私の名前はシャーロック・ホームズ、
探偵をしている。
私は今、
友人のワトソン君と一緒にとある洋館に来ている。
私の知り合いにパーティーがあるから
ぜひ来てほしいと頼まれたんだ。
優雅に食事をしたり、
会談したりしていたのも束の間。
殺人事件が起きてしまった…
被害者はパーティーに出席していた人物で、
ナイフで刺されて死んでいるのが発見された。
容疑者は知り合いも含め9人。
どうやら私の出番のようだね。
数々の難事件を解決してきたこのシャーロックホームズに
解けない事件はない！！
（正直、警察にも実は死神なんじゃないかって噂されるくらいだよ…）
しかも、数多くの事件を解いてきたせいか、
顔を見ただけで犯人かどうか分かるくらいに頭が冴えてしまった。
詳しくいうと雰囲気で分かるんだ。
容疑者が複数の場合、
犯人は必ず無実の容疑者とは違う雰囲気があって、
それで犯人を特定するんだ。
さて、警察を呼ぶ前にさっさと犯人と証拠を見つけよう。
私はまず広間に容疑者達を集めアリバイを確認する。
（ふむ…全員のアリバイに一見おかしなところはない）
（次は雰囲気だ）
私は驚いた。
なんと犯人と思われる雰囲気が見当たらないのだ！
【解説】
「雰囲気の違いで犯人が分かる」と言っているが…
容疑者全員が共犯なため、
全員雰囲気が一緒でわからない。
アリバイに不審な点がないのも、
全員が口裏を合わせたから。
シャーロック・ホームズは
この後どうするのだろうか…？
