【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】20年後のクリスマス

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「…ふう!
これで世界中の子供たちに配るプレゼントは全部かな」

 

男は目の前の大きな白い袋を満足げに叩いた。

 

「さあ、ルドルフ、行くよ!
早く子供たちの喜ぶ顔を見に行こう!」

 

シャンシャンシャン… シャンシャンシャン…

 

そりを引くトナカイが優雅に夜空をかけると、
心地よいベルの音が響き渡る。

 

赤い服、赤い帽子、
あたたかそうなブーツに身を包んだ白ひげの男は、
眠っている子供たちの家に、
綺麗にラッピングされたプレゼントを届けて行く。

 

「よし!これが最後の一件だ。
喜んでもらえるといいね!」

 

シャンシャンシャン…

 

ホウ、ホウ、ホウ!メリークリスマス!

 

輝くそりは夜空の彼方へと見えなくなっていきました。

 


「わあっ、パパ!見て見て!
僕が欲しいと思っていたおもちゃが届いてるよ!」

 

「よかったな。
サンタさんからの贈り物だから、大事に使うんだよ」

 

「うん!」

 

町中、自分の欲しかったプレゼントを手に入れ、
大喜びの子供たちと、
それをほほえましそうに見守る両親でいっぱい。

 

これは、とある素敵な素敵なクリスマスのお話…

 


「そういえば、トムのやつ今年は帰省しないのか?」

 

「ええ、なんでも北欧の方に出張ですって」

 

「そりゃこの時期、あんな寒い地域にご苦労なこったなぁ」

 

「職場でご不幸があったみたいなのよ。
それでトムが出張することになったんですって」

 

「まあ若いうちは忙しくしておくもんさ。
数年前、いい義足職人さんに出会ってから、
あいつもいきいきしてるからなぁ…
親としては、それが何より嬉しいことだ」

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名前がトム。

状況設定がクリスマス。

義足職人に出会ってからいきいきしている。

 

これらからこのトムは

意味怖で有名な『トムとサンタクロース』のトム。

 

トムはサンタに復讐し、

そして、トム自身がサンタになって

自分のように惨めな思いをする子供がいないよう、

子供が欲しがっていたプレゼントを準備し回っている。