ある日、
高校時代の友達のAからメールがきた。
内容はスカイプを始めたらしいが、
まだ1回も利用した事がないため
俺とやってみたいという内容だった。
特に忙しいわけではなかった俺は
久々にPCを立ち上げてスカイプを開いた。
画面をみたら
Aの後ろ辺りに髪の長い女がいた。
A「お~久しぶりだなあ!」
俺「久しぶり!てかお前彼女できたなら教えろって(笑」
A「はっ?彼女できてねえよ?」
俺「じゃあ後ろの女誰?」
A「は?誰かいる?」
と言いながらAな席を離れ探しだした。
するとその女がこっちに向かってきた。
どんどん近づいて画面いっぱいに女の顔が現れた。
俺「うわあああああ」
A「大丈夫か?どうした?」
画面を見ると
あの女は消えていた。
俺「いや、なんでもないよ、大丈夫!」
A「ならよかった!
…あれ?お前彼女できたなら教えろよ(笑」
俺「………え?」
【解説】
友達のAから
画面を通じて語り手側に来た
髪の長い女の幽霊。
語り手はものすごくビビりそうだが、
友達Aは後ろにいると言われても動じないし、
かなり肝が座っている。
この幽霊の目的は何なのだろうか?
なんとなく
「遊びに来ちゃった(テヘ」
みたいなイメージをしてしまい、
怖さよりもほっこりしてしまった自分がいる…。