エジプトのスフィンクス像の前を通りかかった旅人が
声をかけられました。
(スフィンクス)
「旅人よ。
我の問いに答えよ…。
答えなければ我は貴様を食す」
そう言われた旅人は耳を澄まし
唾を飲み込みました。
(スフィンクス)
「朝は四本、昼は二本…
夜は三本で歩く生き物は何だ?」
深く深く旅人は
思い悩みましたが
スフィンクスの問いに答えられず
スフィンクスに命を奪われ喰われました…。
さて
〔朝は四本 昼は二本‥
夜は三本で歩く生き物は〕は?
【解説】
よく聞くなぞなぞ。
答えは人間。
人生を24時間と見立てて、
朝とは生まれたばかりの赤ちゃん。
生まれたばかりなので四つ足で歩く。
昼とは成長した頃の事で、
二つの足で歩く。
夜とは年老いた頃で、
杖をつくから三つの足で歩く。
とのことだけど、
人生を24時間に見立てたとしたら、
赤ちゃんの状態は0時過ぎ。
それは朝ではなく、
深夜じゃないの?と思ってしまう。
また、年老いたからといって
必ず杖を使うものでもない。
このなぞなぞは穴ばかりなのに
答えられなかったら命を奪うとか…。
ただ、この質問に答える
スフィンクスは自ら崖から身を投げるみたいなので
それはそれで潔い。