大好きなお兄ちゃん。
昨日、二人で遊んでた時からぼくに冷たい。
お母さんやお父さんが話し掛けても
お兄ちゃんは何も答えない。
反抗期、そんな言葉が当てはまる気がする。
今朝と同じように扉をノックする。
鍵のかけられてない部屋。
手を付けられてない食事。
昨日は確かに赤かった壁が、
黒に変わってきた気がする。
【解説】
弟は兄を殺した。
死んでいるから当然返事もしない。
壁の色が変わっているのは
血液が酸化して
赤から赤黒く変わっていったから。
壁が染まるまで飛び散った血液…
一体どんな殺害方法だったのだろうか…?