ある町で連続殺人が起こっていた。
その犯人は若い女性だけをターゲットにし
何人もの若い女性が殺されていた。
その町に住むAさんは仕事を終え
自宅のあるマンションに着いた。
Aさんの自宅は13階にあるため、
エレベーターを利用している。
今日も普段通りエレベーターに乗り
13階のボタンを押した。
すると前方から1人の男が急いで駆け込んで来て
12階のボタンを押した。
Aさんは殺人事件も起きてるし、
エレベーターの中で男性と2人という状況に恐怖を感じつつも
我慢するほかなかった。
男性は無言のまま背を向け
ボタンの前に立っている。
Aさんは男性を不気味に思い
早く時間がたつのをひたすら願った。
そうしているうちに
男性が押した12階にエレベーターが到着した。
男性はそのままエレベーターを降り
Aさんは何もなかったことに胸をなでおろした。
すると、
エレベーターの扉が閉まった瞬間、
男性はこちらを振り返りニタ~~と笑うと、
包丁を取り出し、階段を上り始めた。
【解説】
この弾性は連続殺人の犯人で、
12階で降りた犯人は階段で13階に駆け上がった。
エレベーターの仲のAさんは
エレベーターを止めることも扉が開くのを止めることもできず、
抵抗できずに絶望の中、殺されてしまった。
Aさんの心情を想像するだけで恐ろしい…。