ある老人がいた。
その老人は今の薄汚れた時代を嫌っていた。
「今の時代、人は人を思いやる気持ちを忘れている。
ワシが子供だったころは、おやつにとうもろこしやイモを食べ、
ベーゴマで遊んだりして裕福じゃなかったがとても幸せだった。
あの頃にもどりたい」
すると急に眠くなり
目が覚めたときには、
その時代(昭和)にタイムスリップしていた。
その瞬間老人は死んだ。
最後の言葉:「忘れてた」
【解説】
老人は戦争真っ只中に戻り、
気付いた時には死んでしまった。
目が覚めた瞬間に
タイムスリップに気付いたのがすごい。