今は聖夜
だけど、車の音も賑やかな音楽も誰の声も聞こえない。
静かなものだ…
何か頬に触れるのを感じ、見上げると、
月の青い光が僕らを照らしていた。
【解説】
青い月は火山の噴火後
空が灰に覆われることで見られる現象である。
つまり、語り手は火山の噴火後にいる。
その噴火により
周りの人はみな死んでしまったため、
『車の音も賑やかな音楽も誰の声も聞こえない』
頬に触れたものは火山灰。
周りの人はみな死んでしまい、
神秘的な青い月を見た語り手は
一体どんなことを考えていたのだろうか…