【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】彼が生まれた日

スポンサーリンク

彼があの世界に生まれた日…

 

すなわち誕生日に
わたしは花束を彼に送った。

 

彼は喜ぶだろうか。

 

すると彼はニコリと微笑み
私を抱きしめた。

 


私の誕生日は
彼の誕生日の次の日だ。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あの世界』とは「死後の世界」のこと。

 

つまり、

『彼があの世界に生まれた日…』

というのは、

彼が死んで「死後の世界」に生まれた日。

 

語り手は彼が死んだ日に献花したら

その夜、日付が変わってから

彼に死後の世界に引きずり込まれ、

死んでしまった。

 

そのため、

語り手は「死後の世界」では

彼の誕生日の次の日となった。

 

 

愛する人に死後の世界に引きずり込まれるというのは

嬉しいと思うことなのだろうか…

 

当然人によるだろうが、

この語り手がどう思ったのか気になるところである。

 

ただ、『あの世界』と

どんな世界かはわからないが、

何かしらの世界が続いているようなので、

その世界で一緒にいられるのなら、

幸せな気持ちでいれる…と言えるのかもしれない