【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】未来の寿司

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我々は、ある調査のためにこの星にやってきた

 

しかし未だに事が進まず・・。

 

「隊長、おなかがすきました・・・」

 

食糧が其処を付いてはや二日。

 

この星の食材らしきものは
残念ながら食べられそうに無い・・・。

 

と、思ったとき
目の前に信じられないものが見えた

 

「寿司」

 

「何か、幻覚が見えたようだな・・・。」

 

そんな時扉が開いて
板前風の着物を着た異星人が景気良く

 

「へい!らっしえええええーーーー!」

 

何がおきたのかわからなかったが
彼が言うには調査用に摘んだ木の身がこの星での通貨だそうなので
隊員たちとよることにした。

 

空腹には勝てん。

 

「最初は何にしますか?」

 

妙に地球の言語に詳しい板前にとりあえず
コハダを頼んでみると

 

「出た!」

 

しかも味も一緒!

 

「何驚いているんですか?
ここはすし屋ですよ」

 

板前の言葉に納得する。

 

「うに」「トロ」「アジ」「納豆まき」(本当に出た)「いくら」

 

全員堪能した。

 

「しかし凄いね、
異星でこんなものを出せるなんて」

 

「と、思うでしょう?
実はこれコピー食品なんですよ」

 

「へ!?」

 

「驚くのも無理有りません、
地球で寿司食べたときに『これだ』と思って
早速変わりになる材料で寸分たがわぬものを作ってみたんですよ」

 

「見事だよ!」

 

「地球の人にそういってもらえるとうれしいねぇ!」

 

あがりを飲んで一息付いた後
彼にあるコトを聞いて見ることにした。

 

「実はこの星に先に調査に来ていた隊員たちが行方不明なんだ」

 

「ああ、その人たちならここにいますよ」

 

「何だ、立ち寄っていたのか」

 

「すぐにあわせますんで」

 

彼は後ろの大きな冷蔵庫のドアを開けた。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大きな冷蔵庫の中には

先に調査に来ていた隊員たちが入っていた。

 

つまり、寿司ネタは隊員たち。

(ネタだけでなく、シャリや海苔も)

 

そして、今回立ち寄った隊員たちも

寿司ネタにされるだろう。

 

 

それにしても

隊員たちを材料にして寸分たがわぬものを作るとは

宇宙人の加工技術は恐ろしいものがある…