【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】おにいちゃん

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私の家にはおにいちゃんがいます。

 

ママはおねえちゃんばっかり優しくするけど
おにいちゃんはご飯を作ってくれたり
耳掃除をしてくれたり優しいです。

 

今日もおにいちゃんが側にいてくれるので
さびしくありません。

 

「舞子!その人誰!?」

 

ママなにいってるの?

 


とある病院。

 

「あの子はどうなんですか?」

 

「かわいそうに、ずっとあの男を捜しています」

 

「姉が病弱で入院生活ばかりなので、
あの子をかまってあげられなかったんです
しっかりしているから大丈夫だとばかり・・・。」

 

なんでママは泣いているんだろう?

 

おにいちゃんはどこ?

 

おにいちゃん・・・・おにいちゃん・・・・。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おにいちゃん』は語り手の家に入り込んだ

ストーカーか泥棒。

 

家の中に入り込み

語り手に出会って哀れに思い、

面倒を見るようになった。

(語り手のストーカーあれば、

その状況を元々知っていた?)

 

その結果、語り手はその相手を「兄」と認識するようになり、

その「兄」に依存してしまった。

 

母親が姉にばかり目を向けて自分に目を向けてくれないから、

優しくしてくれる「兄」に依存してしまったのだろう。

 

しかし、結果として「兄」は母に見つかってしまい、

警察へと連れて行かれてしまった。

 

兄に依存していた語り手は

いなくなった兄を今でもずっと求めてしまっている。

 

もう会えることはないと気が付いた時

心が壊れてしまいそうだ…