幼なじみで付き合い長い女の子で、
何でか「さようなら」を言わない子がいるんだ。
見た目普通だし、昔から家も何回かお邪魔したけど、
おかしいところはないのね。
でも、学校の帰りの挨拶も帰り道で別れるときも、
「さようなら」も「バイバイ」も「またね」も言わない。
まあむしろ、凄くいい子なんだけどね。
何にも言ってないのに、探してた落とし物見つけてきてくれたり、
お箸忘れたりしたら割りばし持ってきてくれてたり、
道に迷ったら迎えに来てくれたり。
あの気配り上手さは正直見習いたいw
【解説】
『何にも言ってないのに、探してた落とし物見つけてきてくれたり』
『お箸忘れたりしたら割りばし持ってきてくれてたり』
『道に迷ったら迎えに来てくれたり』
ここまで来ると、気配りができる人と感じるよりも、
恐怖を感じてしまうのだが…
超能力でもあるのかな?
と思ってしまうが、
『学校の帰りの挨拶も帰り道で別れるときも、
「さようなら」も「バイバイ」も「またね」も言わない』
らしい。
ということは、
語り手とは別れずに、
ずっと傍にいるから、
ということだろうか?
となると、
『幼なじみで付き合い長い女の子』
は語り手のストーカーということになる。
常に語り手を見ているから、
気配り上手のように感じてしまっているのだろう。
ちょっと気になるのは、
『学校の帰りの挨拶』でも、
『「さようなら」も「バイバイ」も「またね」も言わない』
ということだ。
学校の帰りの挨拶となると、
語り手に向けてだけではないはずだが…
もしかして、
色んな人をストーキングしているのだろうか…?