【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】手の怪我

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ある日、彼女が手を怪我した。


傷口から垂れた血が二の腕まで伝わり、左袖が赤くぬれている。


俺は応急処置をした後、彼女が病院へ向かうのを見送った。


しばらくして、彼女が帰ってきた。


包帯を巻かれた右手を見せながら、

 

「すぐ治るから大丈夫」

 

と笑っていた。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『傷口から垂れた血が二の腕まで伝わり、左袖が赤くぬれている』

とあることから、怪我をしたのは左手のはずである。

 

しかし、彼女は、

『包帯を巻かれた右手を見せながら』

と、左手ではなく、右手に包帯が巻かれている。

 

『俺は応急処置をした後』

とあるため、語り手は左手の怪我を確認しているはず。

 

なのに、なぜ右手に包帯が巻かれているのだろうか?

 

語り手は血を拭いただけで応急処置だと思っていたが、

実は怪我の確認をしていなかったとか?

 

となると、実は怪我をしておらず、

心配してもらうための偽装リストカットの可能性もあるのだが…

(その場合、包帯は病院内で自分で巻いたことになる)