スーパーマーケットの奥には、肉や魚をさばいてパック詰めにしたりする場所があって、
売り場と扉で繋がっていることがよくある。
ワゴンにパック詰めされた肉や魚を乗せて出入りするから、見たことある人も多いと思う。
先日、近所のスーパーで買い物をしていると、
その扉から、店員がニ、三人あわてて出てきて
精肉売り場に来た。
「先輩、どこからどこまでがそうですか?」
「全部だ全部!!今日の分全部!!」
と、なにやらただ事ではない気配の会話をしながら、あわてて売り場の肉を片付けている。
そういえば偽装牛肉やら雪印やらの騒動もあったことだし、また何かあったのだろうか。
そう思って(半ば野次馬気分で)様子を見ていると、店の前に救急車がやってきた。
他の店員が外で応対をして、救急隊員は裏口に回っていったようだった。
食中毒患者が出たのだろうか。
【解説】
『スーパーマーケットの奥には、肉や魚をさばいてパック詰めにしたりする場所があって』
『店の前に救急車がやってきた。』
お肉を全て回収し、店の前には救急車。
さすがにスーパーの中で
食中毒になる人はいないだろう。
いたとしたら、試食でなったか、
勝手にパックを開けて生肉でも食べたか…。
でも、試食とかでも潜伏期間があるので、
そこまですぐに食中毒にはならないはずである。
そして、そういう事態なら
警察が来ても良さそうであるが…。
つまり、この出来事と言うのは、
お肉をミンチにする機械などに店員さんが巻き込まれ、
身体の一部がお肉として出てしまったのだろう。
なので、救急車もその店員さんを連れていくために来ている。
裁断機とかそういう切断されるものに巻き込まれて、
指がなくなるという話は良く聞く話。
想像するだけで正直背筋がゾッとしてしまう。