先日病院のお母さんに
トトロに会ったことを書いて手紙を送りました。
そしたらすぐにお返しの手紙が来ました。
本当にすぐに来たんです!
かなり急いだのかところどころ字がまちがってます。
サツキとメイへ
『お手紙読みました。
とってもすできですね。
今日は体のぐめいが悪くてお散歩にいけません。
薄暗い病院に要ると気が滅入っちゃう
はやくげ源気にならなくちゃ
またおて神書きます
いつのまにか五時前です
サツキ、メイをよろしくお願いね』
おかあさんったらどうしたのかしら。
いっぱい字をまちがえてるわ。
お手紙はゆっくり丁寧に書けって
いつも言ってたのに。
あらこんな時間にだれかしら?
【解説】
『いつのまにか五時前です』
『五時前』は「誤字前」ということ。
つまり、
『とってもすできですね。』
×すでき ○すてき
「す」
『今日は体のぐめいが悪くてお散歩にいけません。』
×体のぐめい ○体のぐあい
「ぐ」
『薄暗い病院に要ると気が滅入っちゃう』
×病院に要ると ○病院に居ると
「に」
『はやくげ源気にならなくちゃ』
×はやくげ源気に ○はやく元気に
「げ」
『またおて神書きます』
×おて神 ○おてがみ
「て」
繋げて読むと
「すぐにげて」となる。
最後の文章で
『あらこんな時間にだれかしら?』
とあるが、トトロが来たのだろうか?
一体何をしに…?
暗号を用いて出さなければいけなかった理由が
少し気になってしまうところである。
すぐに逃げて欲しい状況にも関わらず、
暗号で出さなければいけない状況。
おかあさんの傍にもすでに何者かがいたのだろうか…?