最近、捜査一課の刑事たちはいらだっていた。
美しい女性だけが残忍な殺され方をされる連続殺人が起こったのだが
まだ犯人の手がかりすらないのだ。
「畜生!!こうしている間にもドンドン被害者が出るばかりなのに!」
「先輩!あせっても仕方ありません」
そんな中悲鳴が起こり二人が駆けつけると女性が何者かに襲われている。
間一髪犯人らしきやつから女性を助けだし追跡したが逃げられた。
「フードを目深に被ったパーカーを着て、下はジーンズ」
「先輩あいつ証拠らしいものを落としていきましたよ」
よく見ると紫の大き目のポーチにいろいろなものが入っている。
『化粧品・ティッシュ・ハンカチ・電動髭剃り・換えのストッキング・ビューラー・油とり紙』
「なるほど奴は女性か!」
「先輩念のために鑑識に・・・」
「わかった!しかし女性とわかれば犯人が絞れるな」
【解説】
犯人が落として言ったポーチの中身に
『電動髭剃り』
がある。
刑事は女性に絞ろうとしているが、
犯人は実はオカマ。
無理やりにでも女性を犯人に仕立て上げようとしている先輩刑事が不自然だが、
二人一緒に駆けつけているため、
この時は先輩刑事が犯人なわけではない。
女性への嫉妬という目的が一致し、
オカマグループが形成され、
それに先輩刑事が所属し、
操作をかく乱させようとしているのかもしれないが…
ただ「自分がこれだ!」と思ったことに
突っ走ってしまい、
無意識に操作をかく乱させてしまう刑事なんですかね?