【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】殺人事件

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1ヶ月前、
山形県天童市で河川敷に下半身だけが捨てられる殺人事件が起きた。

 

1ヶ月過ぎても解決しない為、
担当の刑事権俵はある探偵に相談をした。

 

被害者
佐藤利夫(18才、大学生)市内で1人暮らし。

 


容疑者
田中良美(32才工芸職人)市内で工芸品を作っており
新しい素材を使った作品は手触りも良く
独特の音が出る為3ヶ月待ちの人気商品。
権俵も予約をした。

 

容疑者2
不動美香(28才パティシエール)市内で行列の出来るケーキ屋を経営。
独特の甘味と胡桃のような食感が楽しめるシフォンケーキが権俵お気に入りだったが
先週からインフルエンザの為閉店している。

 

容疑者3
岡田洋一(21才大学生)大学のカヌー部、部長。
手作りしたオールを使い始めてから優勝し始め、
実業団から声をかけられている。
権俵とは家が近く小さい頃から知っている。

 


メモを見た後、
探偵は分からないと告げ
権俵は落ち込みながら帰った。

 

去った後、
探偵はお気に入りの安楽椅子に座りながら一言呟いた。

 

『気の毒だ』

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

被害者の名前は佐藤利夫。

 

さとうとしお

 

「さとう」と「しお」

 

犯人は容疑者2のパティシエールで

さとうをケーキに入れるために殺し、

下半身はしおなので捨てた。

 

つまり、パティシエールが作るシフォンケーキには死体が入っているため、

それを食べた刑事権俵に対して

『気の毒だ』とつぶやいた。

 

 

知らぬが仏ということで犯人を伝えなかったのだろうけど、

ケーキのために頻繁に殺しそうな殺人鬼を野放しにしていることに…。

 

死体を食べていたと知ってしまうのも恐ろしいが、

いつ人を殺すかわからない殺人鬼が野放しなのも恐ろしい…。

 

名前はどこまで許容範囲なのか少し気になるところである。