男がゴージャスなブロンドを連れて宝石店を訪れた。
男はダイヤを指さして言った。
「これはいくらだい?」
「お客様、そちらは3万ドルでございます」
「そうか。ではこれをもらおう。
支払いは小切手でもいいかな?」
「ええ、もちろん。
ですが、その、本日は土曜日でございますので…」
「わかってるよ。
品物は月曜日に決済が済んでからでいい」
「左様で御座いますか。
ありがとうございました」
そして月曜日に男が再び宝石店を訪れると、
店員が手のひらを返したような態度で言った。
「このペテン師め!
口座には1セントも入ってなかったぞ!
今さら何しに来たんだ!」
すると男はニヤリと笑って言った。
「最高の週末を過ごせたお礼を言いにさ」
【解説】
男は1セントも入っていない口座で小切手を切ったことで、
ブロンド(女性)に対して金持ちの振りができた。
そのおかげで最高の週末を過ごすことができた。
ただ、金持ちの振りということは
食事などすべても最高級なものにしていただろうに…。
他のところの支払いはどうしたのだろうか?
という疑問が少しあるが、
自分を大きく魅せるやり方としては
素晴らしいと言わざるをえない。