【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】たんこぶ

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ある日、たんこぶができた。

 

最初は小かったし、大して気にして無かった。

 

1ヶ月、2ヶ月と日が経つにつれ、
たんこぶは大きくなった。

 

いい加減うっとおしくなったので、
たんこぶを処理しようと決意した。

 

まぁ、生憎普通のリーマンだし、
人に頼める金は持ち合わせていない。

 

自分でやるしかなさそうだ。

 

ある日、1人で処理を済ませた。

 

血まみれにはなったが、
どうにか成功したようだ。

 

これですっきりした。

 


そう思ったのもつかの間、
今度は壁がそびえ立った。

 

神様は乗り越えられる試練しか与えないって言うしな。

 

この壁、どう乗り越えようか…。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ある日、たんこぶができた。

最初は小かったし、大して気にして無かった』

 

目の上の『たんこぶ』として、

有能な新入社員が入社した。

 

『1ヶ月、2ヶ月と日が経つにつれ、
たんこぶは大きくなった』

 

日が経つにつれ『たんこぶ』が大きくなる、

つまり、有能な新入社員が力をつけていった。

 

『いい加減うっとおしくなったので、
たんこぶを処理しようと決意した。

まぁ、生憎普通のリーマンだし、
人に頼める金は持ち合わせていない。

自分でやるしかなさそうだ』

 

それがいい加減うざくなったものの、

殺し屋を雇うほどのお金はないため、

自分の手で殺した。

 

『壁』は刑務所の中に入ったことを表している。

 

その『壁』を乗り越えようとしている、

つまり脱獄を企てている。

 

 

淡々と当たり前のようにこなしている語り手が恐ろしい…。