ある農家で、スイカ畑に忍び込んで
スイカを食べてしまう奴がいるので手を焼いていた。
何か良い対策はないかと知恵を絞った末、
最高のハッタリを思いつき、
看板を作って畑に貼り出した。
「警告!これらの1個に猛毒注入」
翌日、農夫が畑のスイカを確認すると、
看板が功を奏し、1つも盗られていなかった。
ただし、看板には一言、書き加えられていた。
「2個にしといた」
【解説】
どのスイカに毒を注入されたのかわからないため、
スイカを出荷することも食べることもできず、
処分せざるを得なくなってしまった。
しかし、この犯人は本当に毒を注入したのだろうか?
わざわざ危険を犯してまで毒を注入するだろうか?
と考えると、もしかしたら毒なんて注入しておらず、
ただ看板に書き加えていただけかもしれない。
でも、本当に毒が注入されていたら危険なため、
泣く泣く全てを処分しなければならない…。