【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】こじんタクシー

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私はこじんタクシーの運転手をしている。

 

タクシーとは言っても
昼夜を問わず駅前で客待ちはしない。

 

市街地を流したりもしない。

 

会社で待機して、
罰を与えられる者を執行施設に送ったり、
晴れて罪がないと判定された者を楽園へ送るのが仕事だ。

 

基本的には運賃は取らないが
川を越えるときには六文ばかり運賃を頂く。

 

さて、また罰を与える施設に客を送らなければ。

 

しかしたった一人で死者の罪を判断するなんて…

 

あの人も大変な仕事だ。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『こじんタクシー』は

「個人タクシー」ではなく、

「故人タクシー」

 

『罰を与えられる者を執行施設に送ったり、
晴れて罪がないと判定された者を楽園へ送るのが仕事だ』

天国と地獄に送るのが仕事のようだ。

 

『基本的には運賃は取らないが
川を越えるときには六文ばかり運賃を頂く』

川まで渡れるタクシー…

 

この世のタクシーではないとはいえ、

川も渡れる高性能なタクシーのようだ…

 

一体どんな形をしているのだろうか…

 

『しかしたった一人で死者の罪を判断するなんて…

あの人も大変な仕事だ』

これは閻魔大王のこと。

 

 

本当に一人で死者の罪を判断していたら

いくらあっても時間が足りなそうである…