「うわぁぁぁん(泣)」
先生「どーしたんだい?」
「ぅんとね、あのね、
クラスで飼っていた小鳥のピーちゃんが死んじゃったの」
先生「そーなのか…大丈夫!
ピーちゃんは皆の心の中で生きているさ!キラッ笑」
「先生の中にも?」
先生「もちろんさ」
「じゃぁ、先生ちょっと待ってて」
先生「うん?分かったよ。」
…………
「なんだいないじゃん。先生の嘘つき!!」
【解説】
『そーなのか…大丈夫!
ピーちゃんは皆の心の中で生きているさ!キラッ笑』
『先生の中にも?』
先生の言葉を信じて、
先生の心の中を見た。
つまり、先生を殺して、解剖し、
心臓の中を見た。
ピーちゃんが死んだことには悲しむのに、
先生を自ら殺したことには何も思わないのか…
先生は語り手にとってどうでも良い人だったか…