【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】頭を抱えていた

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俺は頭を抱えていた。

 

お袋が部屋に入ってくる。悲鳴を上げて出て行く。なんだっての。
兄貴が部屋に入ってくる。目を剥いて倒れた。おいおいおい。
親父が部屋に入ってくる。泡を吹いてドアを力任せに閉めやがった。

 

家族はみんなとち狂ったのか?

 

窓から外を眺める。

 

今日はいつにもまして空が高いなあ。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文字通り首を斬って

『頭を抱えていた』

 

誰かの死体の首かと思ったが、

そうなると兄が目を剥いて倒れたり、

父が泡を吹いたりなどはちょっといきすぎなのではないか…と思う。

 

まぁ、私なら生首を見ただけで失神しそうだが…

 

この兄と父も私みたいな小心者だったのだろうか?

 

それもあるかもしれないが、

おそらく抱えていた首は他の誰かのものではなく、

語り手のものだったのだろう。

 

『今日はいつにもまして空が高いなあ』

は物理的に頭を抱えているから

空が高く見えている。

 

…自分の頭を抱えている語り手なんてみたら

そりゃ卒倒しますわ…