有名なたこ焼き屋があるというので行ってみることにした。
三浦半島にあるそのお店に行ってみると、
小汚いし客もそんなに居ないようだ。
隠れた名店だと考えることにして、
たこ焼きを1パック注文した。
しかし、食べてみると肝心の蛸が入ってない。
たこっぽいものはあるのだが食感が違う。
俺はおやじに問い詰めた。
「おやじ!大きい蛸入りたこ焼きと銘打っといて
まったく蛸がはいってないじゃないか!
どうしてくれるんだ!」
「お客様、それは大きな誤解です」
【解説】
『お客様、それは大きな誤解です』
と言っているが、
『誤解』と語り手が思っただけで、
本当は「ゴカイ」だった
「ゴカイ」とは釣りの餌のこと。
つまり店主は
「たこ焼きの中身はタコではなく、大きなゴカイが入っている」
と言っている。
語り手は
『大きい蛸入りたこ焼きと銘打っといて
まったく蛸がはいってないじゃないか!』
と言っているから、
おそらくお店の名前にもちゃんとたこ焼きと書いていたのだろう。
にも関わらずお店の人が
「ええ、蛸ではなく、ゴカイですよ」
なんて開き直っている流れ?
注文したほうは「ふざけるな!」と思うわけで…
ただの詐欺です、はい。
でも、ここまであっけらかんと開き直れるとは…
そりゃ有名にもなりますわ…
ちなみに…「ゴカイ」はミミズに似た虫のことらしいが、
「ゴカイ」と調べたらチラッと見えた画像で鳥肌が立ったので
見るのをやめた…。
私にとって虫は本当に恐ろしい…