【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】古いマンション

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私は大学に通っていた頃、
古いマンションで一人暮らしをしていた

 

家賃も安く部屋も比較的広め、
風呂トイレは別々

 

スーパーやコンビニも近く、
交通の便も良いという優良物件だった

 

反面マンションの部屋はそこまで埋まっておらず、
同じ階には私と、ご年配の女性が住んでいるだけだった

 

住まいにも恵まれ充実した生活を送っていたが、
私には一つ悩みがあった

 

夜中に時々異音がして良く眠れないのだ

 

金属が擦り合わさるような…

 

なにぶん夜中なので、
夢の中なのか実際の音なのか分からない

 

とにかく眠りを妨げられ困り果てていたのだ

 

異音に悩まされる日々だったが
ある日、毎朝配達される牛乳瓶を手に取り気付く

 

私は怖くなり友人の家に転がり込んだ

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『夜中に時々異音がして良く眠れないのだ
金属が擦り合わさるような…』

 

この音は

『毎朝配達される牛乳瓶を手に取り気付く』

ことから牛乳瓶受けの扉を開ける音だと気づいた。

 

牛乳が配達されるのは早朝なため、

夜中に牛乳瓶受けを開けられることはない。

 

にも関わらず、牛乳瓶受けが開けられているということは、

深夜誰かに牛乳瓶受けから

部屋を除かれていたことになる。

 

そのため、

『私は怖くなり友人の家に転がり込んだ』

 

 

優良物件にも関わらず、

マンションの部屋がそこまで埋まっていなかったのは

おそらく他の人もこのように部屋を覗かれていたことに気づき、

怖くなって引っ越したからだろう。

 

犯人は『ご年配の女性』だと思われる。

 

自分以外の人が住んでいることが気に入らなかったのか、

はたまた「みんなが引っ越していくには何か理由があるはず!」

とパトロール気分で部屋を覗いていたのだろうか…?

 

理由はわからないが、

どんな理由があろうとも部屋を覗かれる側としては

良い気持ちにはならないはずである。