ある国の王が船旅の途中強烈な嵐に巻き込まれ漂流しました
助かったのは王とその兵士、二人は無人島へ流れ着きました
王「腹が減った、なにか食べる物をもってこい、
用意できたら国へ帰ったとき男爵の位を授けよう」
兵士「本当ですか!では早速用意致します」
兵士は食べる物を用意して王に食べさせました
王「腹が減った、食料をもってこい今度は子爵の位をやる」
兵士「わかりました」
兵士はまた王へ食べる物を与えました
王「食料をもってこい、国に帰ったらお前は伯爵だ」
兵士「かしこまりました」
兵士はただちに食べる物を差し出しました
王「食料だ公爵の位をやる」
兵士「はい」
兵士は食べる物を出しました
王「腹が減った」
兵士「申し訳ありません、もう用意できるものはありません」
王「心配いらん、今度はわしが用意してやる」
【解説】
兵士は王様に4回食料を差し出している。
食料とは兵士の手足である。
つまり、王様に人肉を与えていた。
『心配いらん、今度はわしが用意してやる』
という王様の発言は、
兵士の頭やら体やらを食べた、ということだろう。
ただ…両手を差し出すことは
まず無理なはずである。
片腕になった状態で、
どうやって片腕を差し出したのだろうか?
どうにかして最後の腕を切ったとしても、
「王様!腕を切り落としたから食べてください!」
という言い方になってしまうから、
王様に対してそれはどうなのよ?と思ってしまう。
『本当ですか!では早速用意致します』
と最初は意気込んでいたから、
最初は頑張って食料を探していた?
そのため、片腕だけは残っていた状態だったとか?
だとしたら、その後も探そうよ…
という話になりそうなものだ。
というよりも、
お腹が空く前に食料を探そうよ、
って話になる。
最後の片腕の話が気になるところ。
まぁ、とはいえ、
両手両足を切り落としていたら、
兵士はすでに出血多量で死んでしまうのが普通だし、
片腕のこともあまり考えないようにしておこう。
超人的な兵士だったのかもしれないのだから。