新幹線のホーム
故意か事故なのかは判らないが、足元に人の一部が飛ばされて来た。
その物体は、低い声で「う~ぅ~。」と唸っていた。
俺は、二人の駅員に抱えられて連れていかれたそうだ。
それ以来、新幹線は勿論電車にも乗れない。
【解説】
『足元に人の一部が飛ばされて来た。』
『その物体は、低い声で「う~ぅ~。」と唸っていた。』
足元に飛ばされてきた人の一部とは、
人の頭(生首)であった。
そんなものが飛んできて、
自分の足元で唸り声を出していたら、
失神してしまってもおかしくない。
実際この語り手も倒れてしまい、
『俺は、二人の駅員に抱えられて連れていかれたそうだ。』
と、連れていかれたのだろう。
『それ以来、新幹線は勿論電車にも乗れない。』
さすがにそんな出来事があったら、
トラウマになって電車や新幹線に乗るのは
難しくなってしまうものだと思う。
見ただけでも思い出してしまうのではないだろうか…。