お ここか…
隕石が落ちたって場所は…
俺は隕石を研究してる学者ね。
ここらへんに直径1mの
隕石が落ちたらしい。
1mでも凄まじい被害だな…
因みにここの近くには精霊のすむ
泉があるらしいんだけど
どういうわけかそこの泉だけ
無傷だったらしい。
本当に精霊すんでんじゃねえのか…
いやいや今はそんなこと
どうでもええねん。
今回の隕石はどうも未知の
成分が含有されてるって話でさ。
…どれどれこれか隕石の欠片か。
………なんだよ。
結局新しい成分なんて無かったし
俺の8時間かえせよ。
こんながらくたいらねーよ。
ブンッ…ボチャッ
あ あの泉に入っちまった。
…ま、いっか帰ろ…
「お待ちなさい」
おお、何だ何だ、
これが噂の精霊てやつ。
えらいべっぴんさんだな、おい。
「あなたが落としたのはこの
直径1キロの隕石ですか?
それとも直径2キロの隕石ですか?」
確か1mだったよなー
『違います直径1mのやつです』
「正直者ですね。
では両方差し上げましょう」
空に流れ星が二つ瞬いた。
【解説】
語り手は正直に答えたため、
これから直径1キロの隕石と直径2キロの隕石が降ってくる。
…何やってくれてんねん!!